2018.9.8 危機管理

計画停電に備える

昨日世耕経産大臣から北海道電力に対して供給力不足対策として計画停電の検討指示がありました。

東日本大震災以来の対策ですが、実質はこの2日間にとられた優先復旧と変わりません。

北電は限られた電力供給量の中で配電系統の優先順位の高いところから停電復旧させていました。北電では町内会単位くらいで配電線路を把握しコントロール出来ます。

いまはとにかく復旧すれば良いという段階ですが、何故うちだけが点かないんだという不満があり、じきに損害賠償しろという声があがりはじめます。 昨日の段階で道内のどの地域が停電しているか報道発表していなかったのは残された地域の不満が噴出しないようにしているのではないかと憶測していました。停電地域が分かればそこへの集中サポートができるのにおかしなことです。

計画停電は一旦全復旧した後に選択的に強制停電させるのですから、公平に輪番にしないと大きな非難があがるので公平性から必ず停電させられると覚悟しておくべき事態です。 東日本大震災のときには東京では日中の2時間程度を何区の何丁目というエリア単位で停止しました。新聞では全道を60区に分けて2時間づつという情報もあります。

本来は供給力不足のときには瞬時調整契約、通告調整契約という割引契約をしている大口需要家が先に電力制限を受けるのですが、いまとなっては生産復旧が先で誰も引き受けないのではないでしょうか。

どの程度の範囲で何時間程度になるかはまだ不明ですが、必ず止まることを前提として非常用発電機、リチウムバッテリー、非常用照明、コンセント付きハイブリッド車などの手配をして下さい。札幌ではまだガソリンスタンドに長蛇の列になっています。病院、高齢化施設、避難所、学校などにいま何が足りていないか聞き取りして下さい。この3日間の経験で市民への携帯電話の充電スポットの準備も標準対策です。各種携帯の充電端末も手配が必要です。

大臣も知事も10パーセントの省エネを呼びかけていますが、これはピーク時の対策であり夜間や休日は余裕があるはずです。月曜からは工場も商業ビルも通常の経済生産活動を始めます。この土日のうちに昼の電力逼迫時に何を消していくか、優先順位を決めておいてください。給食センターの調理時間をシフトするとか、役場の受付時間を変えるとか学校の授業カリキュラムを変えるとか停電時間帯によってできることをシミュレートして下さい。輪番の頻度によっては休日営業で平日停電日に休業という対策もあります。 輪番停電の町内への告知方法、独居高齢者対策も検討して下さい。また、昼の調理時期やアイロン、危険工具などの通電火災についても周知して下さい。

本日時点では99%が復旧したと報道されていますが、停電復旧になった地域でも、この土日のうちに想定されることをすべて洗い出して下さい。