2019.10.1 冬の停電対策

北海道ブラックアウトから1年。 9月8日に上陸した台風15号で千葉県では100万件を超える停電が発生し、冷房を使えない中で、熱中症で死亡、搬送される人が大勢でました。
送電線鉄塔や配電柱が倒れて3週間を経てもまだ復旧しない地域もあります。
灯りもなく、通信も途絶し、断水に苦しみ、暑さに死亡する人まで出る停電災害の恐ろしさを改めて日本中の人が体験しました。
自治体首長、防災担当責任者はこれを我が事として、我が町で真冬にこのようなことが起きることを想定して対策を準備してください。

異常気象が常態となり自然災害が過去にない被害をもたらしています。
風速50メートルの台風に直撃されるたびに激甚な被害が起きて100万件規模の長期ブラックアウトが起きることを覚悟しなくてはならない時代になってしまいました。
千葉県大停電には全国の電力会社が駆けつけて1万数千人規模での復旧工事が行われました。
その中でも特筆すべき取り組みがハイブリッド車、電気自動車の発電機車としての停電被災地域への派遣です。
長期化する停電に東京電力は14日トヨタ、日産の協力で156台のプリウス、リーフを出動。
被災地域の家庭、施設に個別に電気を供給するという最終手段を実行しました。

昨年の関西大停電、北海道ブラックアウトで全国で自家発電機が払底している中で、自動車から電気を取るというあらたな防災手法が日本で初めて実施されました。
北海道ブラックアウトでは地元コンビニエンスチェーンのセイコーマート1100店舗が店舗従業員の乗用車から店舗に配備してあったインバーターとコードを使って電気をとり、地域の人々に食糧や生活物資を供給しました。 北海道では乗用車から電気をとることはもはや常識で、道や多くの自治体の防災訓練にも取り入れられています。
重い可搬式の発電機を避難所に搬送して、何時間もの行列で配給される僅かなガソリンを補給しながら一夜を過ごすことに比べたら、満タンで2日程度も保つ自走式発電機車としての乗用車の防災活用は画期的なものと言えます。
災害時に発電機の搬送と燃料補給だけで2名以上の対策要員を徹夜させるという無駄な配置が不要になります。
騒音も排気ガスも出ません。
新型ハイブリッド車ならば1500Wという大容量が供給でき、LED投光器、携帯充電、テレビなど照明、情報、通信という災害対策時の基本機能が即時に立ち上げできます。
さらに電気ケトルや炊飯器で給湯、炊飯までできて、ストーブの着火や電気毛布など人命に関わるサバイバルが車1台で可能になります。
千葉県でもあの時に地続きのレンタカー会社にプリウスの配車を頼めば、暑さで苦しんだ避難所や家庭で灯りを灯し扇風機を使うことができたのです。
避難所規模によってハイブリッド車を2台、3台、4台配車すれば3kw、4.5kw、6kwという必要充分な電気を供給できます。
地震、台風で大規模なブラックアウトが毎年発生する日本で車から電気をとるという停電対策手法を全国に広めていく必要があります。

北海道はもうすぐ冬。
防災月間を過ぎて災害や停電への備えは出来ていますか。
避難所に可搬式発電機が配備されていたとしても、さらに車からの給電をマニュアル化してください。
公用車に新型ハイブリッド車が無くてもレンタルすれば良いのです。レンタカー会社と打合せをしてください。
非常時に避難所へ集まった市民からハイブリッド車を借用する仕組みを作っておけば良いのです。
トヨタは防災に積極的な自治体と包括協定を結んでいます。
そのときに必要なのがコードリールです。千葉県の漏電火災、通電火災の原因のひとつが劣化、傷ついたコードでした。
車を避難所に横付けするならば10m程度のものでよいので過熱や断線の恐れのないキャプタイヤケーブルを配備しておいてください。
台風や暴風雪の中で車のヒューズをとばして屋外に修理に出ては二次災害に繋がります。
避難所の中で電気をどれだけ使えるのか実験しておいてください。
防災訓練の一環として車からの給電実験をする自治体には、「安心給電キット」を寄贈します。
電子ブレーカー内蔵なので、避難所の中で電気を使いすぎて車のヒューズを飛ばしたり、機器が故障するのを防ぎます。
消費電流インジケーター付きなのであとどの位の電気が使えるかも判るので、屋外の車をリセットしに行く必要はありません。
冬が来る前に是非車からの給電を新たな防災対策として位置付けてください。

北海道新聞 電子版に掲載されております。是非ご覧ください。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/349155

株式会社あかりみらい 「安心給電キット」特設ページもあわせてご覧ください。
http://www.akarimirai.com/anshin_code.html

また、ご希望の自治体にはあかりみらい代表で防災危機管理アドバイザー越智が、9月4日の日本学術会議防災シンポジウムで講演した内容をセミナー形式でお伝えします。