2019.09.13 千葉停電災害

危機管理アドバイザーあかりみらい越智です。 いま千葉県の防災関係者が何をしているか何が出来ずにいるか注目して下さい。 危機管理で学ぶべきすべてがここで起きています。明日自分の町でこれが起きたらどうするかしっかり見て考えてください。

時系列では、9日月曜に56万戸の停電発生。夜の東電会見では翌日に12万戸を残して復旧させるという根拠のない甘い見通しを発表してしまいました。このせいで政府も当事者も正常な危機判断が緩んで復旧体制も応援体制も1日以上遅れることになりました。北海道ブラックアウトと違うのは、昨年の9月6日には地震発生直後から政府が動いていたことで朝には世耕大臣が会見し応援を指示していたことです。今回は内閣改造の当日とぶつかったのが不運ですが、このとき任命大臣も新大臣もその側近も官僚も誰一人として延期しようとは言いだせなかったのでしょうか。危機はリスクが重なって誤った判断が重なってクライシスに成長していくものです。
今回の停電では人が死んでいます。人工呼吸機や吸痰機を使っている人たちはバッテリーが切れると死んでしまいます。熱中症で死ぬ高齢者が現実に出ているのです。生命が関わるときはすでに非常事態で危機管理状態です。気がついた人間は具申しなくてはなりません。行動すべき立場の人間は行動しなくてはなりません。 昨日は経産省の課長クラスに千葉県選出国会議員本人から電話が入っているそうです。
こういう檄が入ったこともあり東電の復旧体制は1000人から一気に11000人に増えました。
誰かが言うべきことを言わないと進まないならば言うべきなのです。

私たちブラックアウトを経験した北海道の人間には、ブラックアウトの教訓を伝える義務があります。
自分でできることやらなくてはならないことはなにか。私の場合は、「車から電気を取ることができる」ことを現地に伝えることです。避難所でも病院でも陸続きのレンタカー屋からプリウスかアウトランダーを借りて配車してもられば良いのです。1500ワットの電気があれば避難所に扇風機を並べ、病院の治療も人工呼吸機も心配がなくなります。これは知っていれば9日の朝からでもできたことです。自治体として全避難所に配車することもできました。
このことを月曜夜からメールで呼びかけたところ、電話やS N Sで伝えてくれた方々も多くいました。防災で現地にいたL IN Eの執行役員は千葉県危機管理室に伝えてくれました。NHKのおはよう日本のプロデューサーも遅ればせながらと16日朝の放送を決めました。
非常時は人間力です。内閣府にも経産省にも千葉県庁にも電話しましたが、「貴重なご意見として承りました」で終わっています。昨日は社員総出で千葉県市町村の代表アドレスにメールしましたが伝わっているでしょうか。
みなさんの自治体ならば非常事態対策本部に伝わりますか?首長には伝わりますか?

北海道ではセコマ方式はすでに常識で、10月18日19日の道の総合防災訓練では12市町村がハイブリッドカーからの給電訓練を実施します。
今回の台風は風速50メートルの台風が直撃すれば鉄塔も電柱も倒れて地域はブラックアウトすることを教えてくれました。
北海道はあとふた月で冬です。今のうちに爆弾低気圧、史上最強寒波の中でのブラックアウト対策を真剣に考えてください。普通車でどれだけの電気が取れるか、ハイブリッドカーならば暖房の着火が出来るのか自分で実験して確かめてください。