寄稿記事 ARTICLE
2022年02月16日
緊急除菌
オミクロンの感染者が出て閉店せざるを得なかったすすきの店舗の再開のための除菌作業の記録ビデオができました。
事務所でも役場でも保育所、学校、介護施設でも感染者が出たときの空間除菌、室内付着ウイルス対策の参考にしてください。
なお、ビデオで防護服を着ているのは浮遊ウイルス対策のためであり、噴霧している次亜塩素酸水ミストのためではありません。
ちなみに副町長が感染してしまったある役場では超音波加湿器2台に50ppm程度の次亜塩素酸水を入れて24時間噴霧して副町長室の室内除菌をしたそうです。
すでに感染対策で超音波加湿器やジェット噴霧器を貸し出している自治体や消防署は30近くになりました。
熱発者を搬送する救急車では毎回隊員が抗原検査キットで陰性を確認しているそうです。口の中に綿部分を咥えるだけで数分で結果がでます。
職場で発熱者が出て早退するような場合にはまずその場で本人の陰性を確認して、万が一陽性の反応があった際には、同室の人にも緊急で検査してください。そのまま自宅に帰ってしまうと家庭内感染、職場クラスターとなり収拾のつかない事態になりかねません。
予算査定時期の役場でクラスターが発生し本人も陽性で自宅待機した町長からは、「まさかこんなスピードで広がるとは思わなかった。甘く考えていた」との電話がありました。ただし、ご本人の症状は「これは風邪だわ」とのことでした。
換気できない職場や会合での空気感染対策には手洗いやアクリル板は意味がありません。
今の感染爆発ではいつ感染者が出て職場閉鎖を考えなくてはならなくなるかわかりません。
先週プレスリリースしておりますが、緊急対策が間に合わない自治体や保育園、消防署、介護施設などには次亜塩素酸水専用超音波加湿器を1自治体最大100台までお貸しします。
メーカーに手配した抗原検査キットもまだ1000本程度の在庫がありますので、発熱者が出たときの一次検査のために備えておいてください。
緊急開催 防災危機管理フォーラムのご案内
来る2月22日13時から札幌商工会議所にて防災危機管理フォーラムを緊急開催します。北海道太平洋岸で13万7千人が亡くなるとシミュレーションされた日高海溝地震による津波対策とコロナ対策についてワークショップ形式で勉強します。
当日は、前半でこの想定にいたる経緯や北海道の置かれている課題などを北大広域複合災害研究センターの岡田成幸特任教授に講演いただき、防災士の菅井貴子さん、水口綾香さんから異常気象下の自然災害と東日本大震災の教訓や南海トラフ地震に先進自治体がどう備えているかなど基調講演をいただきます。危機管理アドバイザーの越智からはクライシスマネジメント段階での危機管理責任者の心がまえとコロナクラスターからの役場機能の防衛についてお伝えします。
後半は、各自治体危機管理担当者の情報共有化の場として、津波対策と避難所対策など北海道太平洋岸で13万7千人が亡くなるとシミュレーションされた千島海溝地震による津波対策とコロナ対策についてワークショップ形式で勉強します。
コロナ感染対策製品のデモ展示もしますので、自治体、企業の危機管理担当者はぜひお出でください。
特にシミュレーションの対象地域の自治体とハザードマップ内に店舗、事務所を持つ企業は被害当事者になるのでぜひ参加してください。
なお、まん延防止策等重点措置の延長が決定した場合、日程が再変更される場合があります。
その際はあらためましてご連絡いたしますので、どうぞご了承ください。