寄稿記事 ARTICLE
2023年03月10日
3.11 ー電気毛布ー
危機管理アドバイザー/エネルギーコンサルタントの越智です。
前号のあかりみらい通信で大地震、大津波への備えとして
■避難所の照明を調光式LEDに
の4点をお伝えしておりましたが、先日厳寒期の宿泊訓練で避難所が寒くて堪らなかったという記事を見て、■電気毛布の備えを の1点を追加いたします。
コロナ前の北見赤十字大学の厳寒期宿泊防災訓練で当社は車からの給電を実験しました。その中で段ボールベット、寝袋に加えて、車からの給電で電気毛布が何枚まで使えるかを実測しました。
1枚50W程度の電気容量で定格では30枚が限界ですが、みなさんも体験していると思いますが電気毛布を強にして寝ると暑くて眠れません。当日の実験でも車1台からの1500W給電で目盛り中から弱、最弱で60枚近くの電気毛布に給電でき暖かく眠ることができました。最悪の厳寒期でも毛布1枚に家族で2人でくるまれば100人以上の命が救えます。
体育館にプリウス2台を横付けすれば停電になっても、暖房が止まっても200人以上が寒さに凍えずにすみます。非常事態なのでタコ足配線ゴメンですがテーブルタップも多数備蓄が必要です。
なお電気毛布など電熱機器は多少電圧が下がっても故障しませんが、テレビ、パソコン、医療機器は正常動作しないので制御機能付きのコードを用意しておいてください。
なお、あかりみらいでは、自治体の防災・感染対策のために電流制限装置付き「安心給電キット」と次亜塩素酸水生成パウダーと超音波式気化器を寄贈いたします。
避難所や学校で活用してください。
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