寄稿記事 ARTICLE
2025年01月06日
新年ご挨拶
みなさま
あけましておめでとうございます。
昨年は元旦の能登半島地震、翌日のありえない飛行場事故から始まり、8月に南海トラフ巨大地震注意が発令され、9月には同じ能登に集中豪雨災害、年末には韓国で普通に離陸した旅客機が179人の死者を出しました。
昨年はこのあかりみらい通信などで行政災害とも言える照明の2027年問題に警鐘を鳴らし続け、国会議員や政府にもモノを申し、年末にはやっと閣議決定されましたが、この解決困難な混乱は今年これから深刻さを増していきます。12月27日には地球温暖化対策計画も発表されました。大変高い目標です。
悪いことばかり書くと縁起に障るので、年の初めに、本業の省エネルギー分野での革命的新情報を。
LEDが照明の電気代を7割から8割減らすことは繰り返し書いてきました。閣議決定後の政府対策はなく、値上がりや品不足の前に一日でも早く手がける以外のアドバイスはないのですが、ここにさらに大きな省エネ革命が起きようとしています。
照明よりもはるかにウェイトの大きい空調の電気代が3割から5割も削減できる自然冷媒ガスが世界ではすでに登場しています。何年も続く猛暑、酷暑でへとへとになっている空調設備の機器交換には照明LED化の比でない費用がかかり、アスベスト対策工事も必要になってきます。それが、いま室外機から冷媒ガスを交換する作業だけで電気代が何割も下がるならばどうでしょうか。日本の空調メーカーはフロンガスからR32という代替フロンガスへの転換を進めていますが、欧米ほか世界170カ国で採用されている次世代の極めて優れたGWP(地球温暖化係数)の自然冷媒ガスが日本にも上陸し、普及し始めています。
熱移動効率が非常に高い冷媒ガスなので、同じ室内温度を達成するのに電気消費量が少なくて済み、冷房器具も長持ちするというものです。
経済誌でも掲載していますので、ご覧ください。
≫月刊クォリティ
今年も時々役に立つ情報をお送りしますのでご覧ください。
≫日経トレンディ 2025年1月号
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