寄稿記事 ARTICLE
2025年11月14日
自然冷媒で電気料金4割削減
今年の猛暑は異常中の異常でした。この異常な地球温暖化の原因の一部は空調にあることをご存知ですか。猛暑をしのぐために活躍しているクーラーの冷媒ガスとして使われているフロンガスが少しずつ漏れ出して地球温暖化を進めています。地球を熱する物質で環境を冷やそうとしているのが事実なのです。
≫日テレ自然冷媒 報道
地球温暖化物質であるフロンは1987年にモントリオール議定書で全廃が決定していますが、日本では「代替フロン」としていまだフロンが空調冷媒ガスに使われています。
カーエアコンでもそうですが、「なんか冷房が効かなくなってるなぁ」というときにはガス漏れの可能性が高いそうです。車の場合はガソリンスタンドで冷媒ガスを充填してもらうと再び冷めたい空気が流れてきます。
沖縄では台風シーズンが過ぎると暴風に痛めつけられたベランダの空調室外機から冷媒ガスが漏れて、修理の依頼が殺到すると聞きました。
事実として、日本に台風が来るたびに室外機から大量のフロンが漏れているということです。
フロンの地球温暖化係数は、CO2の1万倍以上にもなります。毎年、暴風と共に日本中のクーラーのフロンガスが大気に舞い上がって、結果的に地球温暖化による異常気象を進めています。
思いも寄らなかったことに、地球温暖化の犯人のひとりがクーラーだったのです。空調の冷媒フロンガスが少しずつ漏れて少しずつ地球温暖化が進んでいます。暑いからクーラーを増やし、そこから漏れたフロンが地球を猛烈に熱くしているのです。
ではどうすれば良いか。答えは、「ノンフロンの自然冷媒ガスに交換すれば良い」のです。自然冷媒ガスにはナチュラルファイブと言われている5種類の物質があります。水、空気、窒素、アンモニア、炭化水素。このうち炭化水素系の冷媒ガスの技術開発が進み、性能と価格面から高く評価されて、ノンフロン冷媒ガスとして世界で普及し始めています。日本でも3年ほど前から輸入されて、ホテルや工場、コンビニ、スーパーなどでも使われています。9月に北海道の大型店で実証導入した4店舗では平均で40%以上の空調電力量を削減しました。
≫大型店舗電気削減動画
このように、高騰を続け日本の物価高の原因となっている高い電気料金が4割も下がることが実証されています。夏の冷房だけではなく、冬場でも冷暖房切り替えで1年中稼働している空調の電気料金が4割以上下がります。秋田県の米の保冷庫では6割下がった例もあります。国家的問題になっている備蓄米の米価も下げることができるでしょう。農産品の保冷や酪農、漁業にも活用されていくと思います。
🔲自己資金なしで電気料金半減に
機種や使い方によって違うそうですが、全国の導入例では3割から5割の電気使用量が減っていて、デマンドが下がることによる基本料金の削減も併せると、空調の電気料金がおよそ半減すると言ってもいいでしょう。
照明をLEDに転換するときに、リースを活用することで新規負担なく省エネできる事はよく知られていますが、空調の冷媒ガスを替えることも新規負担なしで可能です。電気料金の下がる範囲で分割払いすれば実質タダで空調の使用電力量が半分近くになります。また、黒字の会社ならばガス交換費用は経費になり節税にもできます。現実に全国チェーンのホテルやジムチェーンでは決算期を前に数百店舗の集中工事を行い、平均して4割から5割の削減を記録しています。全国ホテルチェーンの共用部分の費用対効果実績では、約7千万円のガス交換費用に対して1年間で4000万円の削減効果があったそうです。
🔲業界エゴと不都合な真実
なぜ、こんなすごいことが知られていなかったのか。知らされていなかったのか。答えは日本の代替フロンの契約在庫が大量に余っているためクーラー業界が普及を妨害しているからです。どんなに良い技術があろうと、電気代が下がろうと、地球温暖化対策になろうと、熱中症対策になろうと、物価が下がろうと、「自社の代替フロンガスの在庫が処分できるまでは使わない、使わせない」という日本だけの愚かしい業界エゴです。
試しに出入りの空調会社に「自然冷媒に替えたいのだけれど」と問い合わせてみてください。
必ず、「① 純正のガスを使わないなら器機の保証をしない、②点検しない、修理しない、③自然冷媒ガスは火が出る」という全国統一妨害マニュアルのQAが返ってくるはずです。①に対しては、1年間のメーカー保証が切れてからガス交換すれば良い。②はノンフロンに交換するのだから法定点検は不要。今までただの目視点検に払っていた無駄な点検料が要らなくなる。③は全くのデマ。フロンガスと炭化水素ガスの発火点はフロンの方が低くて燃えやすく、消防庁予防課に確認したところ空調器からの火災事故例はない、というのが回答です。
この既存業界の妨害行為が、あるスーパーでは犯罪行為にまでエスカレートしています。経営者が経営改善のためにフロンガスをノンフロンガスに替えたことで自分の法定点検収入がなくなることを恨んだ業者が、夜中に屋上に上がり室外機の部品を外したり人為的な故障を起こすという犯罪も起きています。もしこれが業界の妨害マニュアルの一環だとするととんでもない話です。業界利権恐るべし。恐れを知らない業界の愚かさが恐ろしい。
自然冷媒の導入についてもっと知りたい方は、あかりみらい自然冷媒セミナーに参加してください。このメールに返信していただければ案内をお送りします。
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