寄稿記事 ARTICLE

あかりみらい通信

2026年06月22日

続・地獄に堕ちるわよ

あかりみらい通信

前回のあかりみらい通信「地獄に堕ちるわよ」に大きな反響をいただきました。自覚していないまま不公正な入札を行い、結果、市民の税金を利権団体や談合企業に高い金額で配分してしまう。長年の慣習だから何も考えていなかった、上司の指示だから逆らえなかった、悪いことだと思っていても身内から犯罪者を出さないために見てみぬ振りをしていた、等々逮捕される人は皆同じことを言います。こんなことで逮捕されて懲戒されるなんて思わなかった。だから「地獄に堕ちるわよ」と警告しています。現実に、警察は見せしめにできて点数が上がりそうな市町村を探しています。誰が見てもおかしい。上限価格に張り付いた落札価格で毎度同じ地元業者が落札している。指名競争入札で1社以外全て辞退している。公示日から10日もたたずに応募締め切りが設定されている。入札要項が特定の業者しか応募できない縛りになっている。入札仕様書が特定のメーカー製品しか使えない縛りになっている。明らかにおかしい仕様への質問書を無視して説明も答えもしない。不正行為には内部告発者が警察や公正取引委員会に1本電話かけることで調査が始まり、何ヶ月後、1年後であっても摘発されます。定年退職者が内部資料をごっそり持ち出して週刊文春に送ることは日常茶飯事です。
だから首長は行いを正し、職員は公平、公正な入札を行わなくてはならないのです。

来年の照明の2027年問題を控え、新年度になり数百のLED入札が公示されています。この多くが、照明メーカーやリース会社、コンサルタントの企業エゴの利権工作に侵されています。照明に知識のない初めて入札を行う担当者が地元の電気工事屋にヒアリングします。電気工事屋は照明メーカーや電材問屋の言いなりの自分に都合の良い情報のみを提供します。自分たちが落札するために、他の競争相手が入って来れないような不合理な参加資格を設定させます。

呆れるほど多くの入札妨害テクニックが日常茶飯事で使われています。入札担当者の方は、貴重な市民の税金を預かっているのですから、正しく競争させて、適切な金額で適切で失敗しない企業を選定する方法を勉強してください。

コンプライアンス担当者、議員の方は自分の足元から事件が起きないように、しっかり監視してください。

以下、ここ数年全国で起きている不正入札、談合事件についてホームページに掲載しましたのでご覧ください。
≫談合摘発

また、新年度予算や補正予算で公示の準備をしているご担当には「公示直前入札コンプライアンスセミナー」をオンラインで開催しますので参加してください。
≫オンラインセミナー

ご参考に地元誌の寄稿記事を添付します。
≫北方ジャーナル7月号「地獄に堕ちるわよ」