寄稿記事 ARTICLE
2026年07月06日
沖電グループ企業が空調で70%削減を記録
新年度になり、全国で次々とLED化の公示がされています。先のあかりみらい通信でも2回に渡り特集しましたが、不公正な要項、仕様書による官製談合を疑われる事例も多く目につき、警察や公取も注視しています。ホームページに入札コンプライアンスにおける注意点や実例を掲載しているのでご覧ください。
7月10日13時よりこれから公示する予定の自治体担当者を対象にした無料オンラインセミナーを開催します。広く適切な競争者をトラブルなく募集するための公正な入札を成功させるための勉強会ですのでどうぞご参加ください。
≫公示直前入札コンプライアンスセミナー
【あかりみらい通信 沖電グループ企業が空調で70%削減を記録】
85万発の花火を上げたアメリカ建国250年記念日にイランはハネメイ師の葬儀をぶつけてきました。2000万人が参列するという強烈な国家的意思表示です。ちなみに隅田川の花火大会は2万発、安倍総理の国葬には3万人が参列、献花しています。
米イの紛争停止合意が本当に実現するのか、ホルムズ海峡封鎖がいつ解消するのか、イスラエルの動きも、トランプ大統領の頭の中も想像がつきません。
この米イ停戦が実現しようとしまいと日本はエネルギー調達の多様化と省エネルギーを進めなくてはなりません。何度もオイルショックを経験していながら、調達リスクを抱えたままの脆弱な経済を改善できないでいる愚かさを反省しなくてはいけません。
1973年の第一次オイルショックは、日本の総力を上げた省エネ技術で凌ぐことができました。家電の消費電力は何分の1にもなり、車の燃費もハイブリットカーの出現で大きく削減されました。東日本大震災の原発停止後には産業界の省エネルギー改善で30%以上の原油消費量を減らしたそうです。照明分野ではLEDの導入で7割から8割の電力が削減できています。
◼️クーラーの電気使用量を6割削減
さて、ここに大きな朗報をお伝えします。照明のLED化は常識となっていますが、空調の電力消費量が冷媒ガスを変えるだけで大きく削減することを知っている方はまだ少数です。
冷蔵庫や自動販売機や、冷凍ストッカーなどのコールドチェーンでは冷媒のフロンガスをノンフロンの自然冷媒ガスに転換する動きが広まっていて政府環境省も脱フロンの補助をしています。
これがいよいよ空調分野でも普及が始まりました。クーラーの電気代を半減することができる事は既に10,000台以上の実績が証明しており、いずれも3割から7割程度の電力削減を報告しています。
日本で1番電気料金が高く、1年を通じてクーラーによる冷暖房を行っている沖縄では、自治体での導入も始まっていますが、このたび沖縄電力のグループ会社である株式会社沖電企業が、この自然冷媒の導入実験結果を報告しました。事務所ビルの同じ使用条件の並んだ2部屋で使用電力量を比較した結果、今まで通りのフロン冷媒による冷房に比べ、自然冷媒ガスに入れ替えた冷房装置の部屋は6月1カ月の累積で▲70%もの使用電力量の削減を記録しました。精密な電力量の測定装置による半年間に及ぶ実証で毎日の電力量を積算比較した信頼すべきデータです。
≫オキナワグラフ7月号
≫事務所ビルの比較グラフ6月分
全国では、大型スーパーチェーンやコンビニエンスストア、ホテルチェーン、スポーツジム、食品工場、大学、道の駅、データセンター、米の保冷倉庫などで次々と自然冷媒化が進んでおり、どちらの施設でも30%から60%台の削減が実現しています。
70%削減の報告は新記録です。
≫大型店舗における自然冷媒交換動画
全国の照明の電力需要が完全LED化し、空調需要が半減するならば日本の現下のエネルギー危機も凌ぐことができます。
既に今年の夏も猛暑、酷暑が予想されています。電気料金がさらに値上がりしていく中で国家経済、企業経営、自治体財政の極めて現実的な省エネ対策として、冷房の最新冷媒ガスへの交換による電気使用量の半減は、革命的な救済策となります。
ちなみにフランスで数千人の熱中症死亡者が出ているニュースが報道されていますが、これはフロンによる地球温暖化を規制するフランスではクーラー普及率が著しく低いからです。解決策はノンフロンガスの冷媒のクーラーにすればよいのです。
ヨーロッパではカーエアコンは完全にフロン禁止だそうで、800車種の車が自然冷媒になっているそうです。
私たちは、日本省エネルギー推進連合を設立し、この事実を広く知ってもらい、政府としてのエネルギー基本計画への位置づけと推進政策を求めていきます。高市総理にも提言書をお届けする予定です。
≫クォリティ8月号
まだ全国的に自然冷媒ガスの交換工事店の数が少ないため家庭用クーラーのガス交換まで手が回りませんが、業務用、産業用の大型施設、病院、学校、スーパー、コンビニ、ホテルなどの工事はこの夏に間に合わせるよう優先して手配します。
特に自治体においては、熱中症対策としてクーリングシェルターを設置しているところが増えており、ぜひこの施設での活用をお勧めします。
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