寄稿記事 ARTICLE
2026年10月06日
総理所信表明演説
10月5日、国会冒頭で高市総理所信表明演説が行われました。普段は聞き流すか、そもそも聞かないのですが、今回は期待を持って全文を読みこなして見ました。高市流の力強い実行を予感させる名文で、総理が夜中に自分で何度も赤ペンを入れている姿が目に浮かびました。
さて、演説にも出てくる「エネルギー需給構造強靭化総合パッケージ」に向けて提言したメッセージが総理に届いて、関係省庁と擦り合わせをするように指示があったことは先月お知らせしました。
特に、空調のフロン冷媒ガスを自然冷媒ガスに転換することが消費電力量を半減し、国家的エネルギー対策になり日本の地球温暖化対策になることは総理の関心を引いているようです。当然に家計や経営・財政にとって空調の電気料金が半減することは物価高対策であり、電気料金値上げ対策であり、クーラーの設定温度を下げて熱中症を防ぐ国民の健康と快適な生活を守る高市政権の支持率を上げる目玉政策になりうるものです。
現在、この具体的な施策と予算化について環境省と経産省事務方と具体策の原案を作り、近く環境大臣への提言の形でレクチャーしようと日程調整してもらっています。
世界中が異常気象と激甚災害に苦しむ中で、地球温暖化を防ぐためには二酸化炭素の数千倍の温暖化をもたらすフロンを世界から廃絶することが必然で、そのために環境省に地球温暖化対策室、フロン対策室、経産省にオゾン層保護課が設置されています。
酷暑、猛暑、熱波で世界中の人々が熱中症で死んでいく中でクーラーをフル稼働させてでも生命を守ることは当然で、どんなに電気代がかかっても生命には代えられません。ただし、この酷暑、猛暑、熱波をもたらす地球温暖化は私たちのクーラーから漏れているフロンガスによるものでもあるのです。
世界でクーラーの普及率が9割を超えているのは、アメリカと中国と日本だそうです。
トランプ大統領は地球温暖化など陰謀論だと一蹴していますが、中国は35年の10%削減を目標にしています。日本は、オゾン層は破壊しないが地球温暖化は進める「代替フロン」と名付けたフロンガスを開発して、一人一台、全教室に一台と普及させるクーラーから地球温暖化ガスを漏洩し続けています。
地球温暖化させない自然界にあるガスを冷媒として使う。これが自然冷媒ガスで、水・空気・二酸化炭素・アンモニア・炭化水素の5つをナチュラルファイブと呼び、これらの中で冷媒効果と経済性、安全性の高いものが最新技術で製品開発されています。クーラーのフロンR32、R410などに代わる自然冷媒として活躍を始めているのが炭化水素系のハイチルガスで、世界70カ国で採用されています。
≫環境新聞記事
≫環境新聞両面
フロン対策室との打ち合わせでは、既に補助金が出ている自然冷媒冷凍冷蔵機器に加えて、空調の自然冷媒ガス交換も対象にすることや、地球温暖化行動計画のスケジュールに合わせて脱フロンを法案化していくこと、照明完全LED化と空調自然冷媒化に取り組むモデル自治体への特別措置を設定すること等を検討しています。
全国の脱炭素先行地域の皆さんは、次の取り組みとして、空調の自然冷媒ガス転換を勉強してください。
≫オキナワグラフ10月号
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