寄稿記事 ARTICLE

あかりみらい通信

2025年07月10日

ノロウィルス対策

あかりみらい通信

あかりみらい通信がこのところ照明と空調の情報に占領された感がありますが、現実的な優先順位で、この夏の猛暑対策と9月に向けた議会対策としてご覧になってください。
本号は久しぶりに、危機管理部門・感染対策部門の方へのメッセージです。

🔲ノロウィルスにはアルコールは効かない
先月のテレビニュースで「結婚式場で53人中27人が食中毒。ノロウィルスに効かないアルコールで消毒」が流れました。札幌市の結婚式場で集団食中毒が発生し、その原因として調査したところ、5日前に同じ式場で子供が粗相した糞便の処理にエタノールを使っていたと判明。
≫TBSニュース

さて、危機管理担当者、感染対策担当者のへ常識クイズです。ノロウィルスには、アルコールは効きません。知っていましたか?

コロナ禍の5年間で、あたかもアルコール消毒が万能であるかのように刷り込まれていますが、ノロウィルスには塩素系消毒剤(次亜塩素酸水溶液)か次亜塩素酸ナトリウムの希釈液しか効きません。
一般社団法人次亜塩素酸水溶液普及促進会議がこのニュースを見て札幌市保健所に問い合わせたところ、「ノロウィルス対策は過去にも指導している。次亜塩素酸水が有効である事はプレス発表でも表記してあるが、メディアが報道してくれていない」とのことでした。今後、塩素系消毒剤の具体名として次亜塩素酸水を明記するよう要請しました。
≫国立医薬品衛生研究所報告書

🔲最強の除菌液への妨害工作
私が危機管理専門家として代表理事を務める「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」が安心で効果のある消毒資材として普及啓発している次亜塩素酸水は、30年ほど前に、日本で水の電気分解と塩だけでほとんどのウィルスを殺す「魔法の水」として発明され、農業分野、酪農分野、食品加工分野、病院、介護施設、ホテル、飲食店などで広く使われ世界中に広まっているものです。古い話ですが、桜井よしこさんがニュースキャスターをしていた番組「今日の出来事」で3回にわたってこれを特集し、プロデューサーは社長表彰を受けました。若かりし美人キャスター桜井よしこさん、ご覧になってください。
≫桜井よしこ「魔法の水」特集①
≫桜井よしこ「魔法の水」特集②

次亜塩素酸水は2020年のコロナパンデミックでも大変な注目を集め、消毒用アルコールが枯渇したときには海外からも注文が殺到して、フル操業で生産流通されました。
しかしながら、これに着目した政府のコロナウィルスへの有効性試験結果が発表される6月の段階で、既存の薬品業界、アルコール業界から強烈な妨害工作があり、政府の「次亜塩素酸水はコロナウィルスを不活化する」という画期的な試験結果を、「テーブルをひたひたにするぐらいの量でなくては効かない」「加湿器で空間に噴霧すると目や喉に障害が起きる」といった全く根拠のないネガティブキャンペーンがネットやテレビで展開されました。医薬品としての登録がされていない資材に対しての厚労省の姿勢と既存医薬品業界の利権工作が結びつき、コロナを終息させるという国家の最優先命題が利権のおもちゃにされたのでした。

これにはJFK有志が損害賠償訴訟を起こしましたが「厚労省の当時の担当者の知識では誤った発表をしたのもやむを得ない」という理屈にならない不条理な判決が出されました。これならばあらゆる薬害も許されることになります。現在、この政府試験の評価委員長であった松本哲哉氏のテレビやネットでの国民に間違った認識をさせた嘘のコメント解説に対しての訴訟が続いています。
≫JFKホームページ

🔲次の感染に備えよ
今映画が大ヒットしている「フロントライン」に詳しく記録されているように、ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に入港した時点で、実はJFKの横浜の会員企業がコロナの除菌対策、空気感染対策として寄贈を申し出、港湾施設管理者と支援していた自衛隊には受け入れられたものの、肝心の船内のDMATからは「厚労省が認めていないので使えない」と拒否されました。
あの時、飛沫感染と接触感染だけでなく空気感染の可能性を前提とし、空間のウイルスを除菌不活化するという対策がとられていればその後の感染拡大はある程度抑えられたのかもしれません。

次亜塩素酸水は濃度の違いはあれ、水道水、プールの水と同じです。プールの中で他人の糞便から病気が感染しないのと同じように、空気中においてもプールと似たような空間消毒された環境を作れます。次亜塩素酸水を超音波加湿器で空間に気化させることで空気中のウイルスを98%、室内の壁、床、家具の表面では、99.9%の菌を不活化することが数々の実験で発表されています。パナソニックのジアイーノは大ヒット商品としてロングセラーを続けています。
この空間のウィルスを不活化するという仕事がアルコールにはできないために、強烈な普及妨害工作が行われ、結果、日本では空気感染自体の対策が長い間放置され、救えるはずだった感染者が救えず、コロナの終息が遅れました。
危機管理、感染対策、防災担当の皆さんは、次のパンデミック、避難所での感染拡大対策のために次亜塩素酸水を備蓄しておいてください。水害でも地震でも避難所にはコロナ感染者が避難してくるという前提で、感染対策を準備してください。液体状では保管期間が短いので、生成器を用意するか、便利なパウダーで備蓄することをお勧めします。
全国自治体避難所にパウダーと超音波霧化器を寄贈しているので遠慮なく申し込んでください。
≫感染防止用空間除菌機器を寄贈します

昨年は能登半島被災地でノロウィルスが広がりました。仮設トイレで用を足しても断水しているので、アルコールで手指消毒するしかない。ノロウィルスは死んでいないのですから、その手でおにぎりを作って食べては食中毒が広がります。当時のJFKの支援の様子を記録してあるのでご覧ください。
≫JFKホームページ

🔲猛暑でクーラーの電気料金が青天井です。
クーラーの電気代が半分に。
こちらをご覧ください。
≫環境新聞 自然冷媒ガス交換で空調が半額に